緩和ケアの定義を再び考えてみよう勉強会
- 2016年10月14日(金)
- カテゴリ : 勉強会
10月13日当院にて、日本と英国を行き来しながら、在宅医療(非がんも含む緩和ケア)の実践と研究を行われている、大石愛先生による緩和ケアの定義を再考する勉強会が行われました。
当院の医師・看護師・MSW等20名近くのスタッフが参加しました。
4つのグループに分かれ「緩和ケアの必要な人」をテーマにディスカッションを行い、それぞれの思いを話し合いました。皆さんの言葉は途切れること無く、熱い思いを持って日々患者様に向き合われているのだと強く感じました。
また、現代ホスピス緩和ケア運動の歴史についてのご説明や、緩和ケアの定義再考として、慢性疾患を持っている方も緩和ケアの対象、生命予後(余命)で緩和ケアの適応が決まるわけではない等、がん、非がんの緩和ケアがだけが特別ではないと改めて知ることができ、「緩和ケア」とは何か?再確認し、新たなモチベーションを得られる勉強会となりました。
運営支援スタッフ 逸見
緩和ケア (palliative care) とは、生命(人生)を脅かす疾患による問題に直面している患者およびその家族のQOL(Quality of life, 生活・人生の質)を改善するアプローチである。苦しみを予防したり和らげたりすることでなされるものであり、そのために痛みその他の身体的問題、心理社会的問題、スピリチュアルな問題を早期に発見し、的確なアセスメントと治療を行うという方法がとられる(WHOの定義文2002より)。
笑顔が素敵な、梅田院長先生と大石愛先生
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