松原アーバンクリニック 医療法人社団プラタナス

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勉強会報告【褥創治癒に効く栄養剤】

テーマ:ペムノン 褥創治癒に効く栄養剤
日時:9/6 (木) 18:30~19:40
場所:相談室
講師:(株)協和発酵バイオ
参加人数:12人

今回はペムノンという褥創の予防・治癒に有効といわれる補助食品(アミノ酸補給のための粉末飲料)をメーカーの方にご紹介いただきました。

ペムノンは1スティックあたり、アルギニン2500mgに加え、グルタミン1000mgも配合され、あらに亜鉛10mg、ビタミンC500mg、ビタミンA150μgも配合されています。

講義ではまず最初に、プロジェクターを用いて褥創の概要とできるまで、発生予測と対策、分類・評価、治癒過程、予防と発生後のケア、褥創対応の栄養素についての説明を受けました。
次いで、褥創の予防・治療とアミノ酸について、アルギニンとグルタミンは異なるメカニズムで創傷治癒を促進すると考えられており、炎症期ではアルギニンとグルタミンは好中球、マクロファージの活性を高めて細菌を除去、免疫栄養として作用し炎症を抑えるのに対し、増殖期ではアルギニンは表皮細胞の足場とあるコラーゲンの原料となり、グルタミンは細胞の原料となり、細胞分裂を促進するそうで、同じアミノ酸でも創傷治癒の過程では働きが異なることが分かりました。

スライドでは実際入院中の患者様に使用した事例写真を確認。軽症例〜ポケット形成例まで、それぞれの事例の方にペムノンを投与し改善した8週間の経過を観察しました。

 透析患者へ介入した例では、低蛋白のため血液データにも影響なく、DMや腎疾患患者にも使用できるとのことでした。

最後に、参加者全員が商品を試飲。ピーチ味で飲みやすいという声や、反対に意外に苦かった、水に溶かす粉末だけでなくご飯にふりかけるタイプなどがあってもよいのでは、というような意見が上がりました。

質疑応答では、価格や効果の判定時期、褥創治癒後も継続した方がよいか、アルブミン値は上昇するのかといった医学的な質問や、飲む時間帯の選択・他の栄養剤に直接混ぜてよいかなどの具体的使用方法についてや、コラーゲンを直接とることよりも勝るメリットは?など多くの質問が上がりました。

今回単なる商品説明だけでなく、実際にとろみ剤と併用して使用する場合の溶かし方のこつや、酸は流動物と混合すると粘稠性が高まりチューブに付着しやすくなるため、経管栄養ではチューブをフラッシュした方が良いことなど、実践につながるアドバイが聞けてよかったです。

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