シリーズ 〜看護助手は見た👀〜「松原アーバンクリニック🌿病棟の毎日」vo.6 つづき③
- 2019年11月24日(日)
- カテゴリ : 日々のできごと
シリーズ 〜看護助手は見た👀〜「松原アーバンクリニック🌿病棟の毎日」vo.6 つづき③
「花のおじさん」シリーズ、つづき③です。
まだまだお付き合いくださいm(_ _)m
おじさんから初めてのお手紙をもらってからしばらくして・・・
患者さまと私がタッグを組んでお返事を書きました!
患者さまが文字を書くのは難しかったので、
患者様の言葉を私が聞き取り、手紙に代筆するという形をとりました。
患者様は言葉を一つひとつ丁寧に選びながら、
手紙とお花を届けてくれたことに対する感謝の想いを伝えてくれました。
私も私の想いとして文章を書かせてもらいました。
そして、患者さまと私の共通の想いとして、
次回はぜひ松原の入り口から入ってもらい、
お部屋にお顔を見せにきてほしいことを手紙に書きました。
またまたその数週間後に、おじさんから手紙が届きました!
しかし・・・
やはり、シャイなおじさん(笑)
今回もお部屋に顔を出すことはなく、
サンタさん方式で、ベランダにお花と手紙をひっそりと置いていってくれました。
お花と一緒にご丁寧に肥料まで添えられていました。
実はおじさんからの2回めの手紙が届く少し前から
患者様の体の状態は以前に比べ悪くなっており、
眠っている時間が長くなっていました。
しかし、奇跡的におじさんからの届け物が届いたこの日に限っては
患者様は朝から目覚めており、手紙とお花が届いたことも
しっかり認識することができたのです!
患者さまは、おじさんからの届け物に
とても喜び、手紙を読むと涙を浮かべていました。
患者さまはおそらく
「今日しかない」
と自分で自分の体のことがわかったのだと思います。
私に
「このあと時間ある?
返事を今書きたいんだけど、手伝ってくれる?」
と言いました。
私はそのままお部屋に残り、
「患者様からおじさんへの最後の手紙」
を書くお手伝いをしました。
シリーズ 〜看護助手は見た👀〜「松原アーバンクリニック🌿病棟の毎日」vo.6 つづき②
- 2019年10月26日(土)
- カテゴリ : 日々のできごと
シリーズ 〜看護助手は見た👀〜「松原アーバンクリニック🌿病棟の毎日」vo.6 つづき②
「花のおじさん」シリーズのつづきのつづきです!
初めて私(看護助手)がおじさんと会話をしてから、
次回は患者様がおじさん本人と直接お話をするべく、
再び「花のおじさん」の捜索が始まりました(笑)
前回私がおじさんと話した時に、
週に2回の勤務ということを聞いていたので、
今回は出勤日に絞っての捜索となり…
比較的早い段階でその姿をつかまえることができました!
患者様の部屋の窓を開け、
ベランダからおじさんと患者様が初めてコミュニケーションをとりました😊
するとおじさんから衝撃的な話が・・・。
なんともうすぐ退職されてしまうとのこと😢😢😢
おじさんはとても控えめな方で・・・
患者様の話にじっくりと耳を傾けた後は、
自分のことは多くを語らず、
今回もそそくさとその場を去って行かれました💨
しかし、今回のやりとりで、おじさんが退職されたあと、
患者さまとおじさんで手紙のやりとりをする
ということになったのです!!
患者様は
「文通ができることになるなんて思ってもみなかったよ」
とおじさんからの提案にとても喜び、
その後おじさんからの手紙が届くのをとても心待ちにしていました💕
その後・・・
数週間後の朝、私が出勤すると・・・
夜勤の看護師さんが
「朝、3号室に行ってみたらベランダに見たことのないお花が届いていたの!!!!!」
「???」
となり、ベランダにでて見ると・・・
真っ赤なお花が植わっている鉢植えにハガキが2枚添えられていました。
そうです!このお花とハガキは、
他ならぬあの「花のおじさん」からのお届け物だったのです!!
お花の好きな患者様のために
比較的育てやすいという「ゼラニウム」のお花と、イラスト入りのハガキが
まるでサンタさんからのプレゼントのようにベランダに届き、
患者様も私もとても驚いたのと同時に嬉しさがこみ上げてきました😊
おじさんは律儀にも、患者様宛てと私宛ての2枚のハガキを送ってくれました💌
ハガキには温かいメッセージと患者様、そして私をイメージしたイラストが描いてありました😊
こうしてこの日から「花のおじさん」と患者さまの文通が
はじまったのです!!
つづく
松原アーバン便りについて
当院は在宅訪問診療を中心に入院施設も保有する有床診療所であるため、主に訪問診療と入院のご相談をいただくことが多いのですが、病院から退院されてきた患者様がどのようにご自宅で過ごされているか、当院で入院中どのように過ごされたか、というのを紹介元の医療機関さまへお伝えできるよう、「在宅療養報告書」「入院療養報告書」として松原アーバン便りを作成しています。(もちろんご本人やご家族のご了承をいただけた場合のみですが)
ご本人やご家族の方と当院の担当Drや看護師も一緒に写真を撮らせていただいたり、コメントも添えてご紹介いただいた医療機関さまへお送りさせていただいております。
住み慣れたご自宅に帰ってきたことで「ご飯が少し食べれるようになりました」や、「お酒を飲めて嬉しいよ」、「夜はしっかり寝れています」など医療機関さま側からは退院後、見えない部分も多く、その部分をぜひ共有したいという思いから始まりました。
病棟では、当院は個室であれば24時間面会可で、ペットの面会も可能です。大好きなペットと一緒にお部屋で過ごしていただいたりもしています。
これからも退院後、在宅や当院でご自分らしく過ごされている様子をお届けしていければと思います。
シリーズ 〜看護助手は見た👀〜「松原アーバンクリニック🌿病棟の毎日」vo.6 つづき①
- 2019年09月12日(木)
- カテゴリ : 日々のできごと
シリーズ 〜看護助手は見た👀〜「松原アーバンクリニック🌿病棟の毎日」vo.6 つづき①
前回の続きです🌼
ついに「花のおじさん」の姿を見つけた私は、
急いでベランダに飛び出し、初めてのご挨拶をしましたm(_ _)m
急に部屋から飛び出してきて興奮気味に話しかけてくる見ず知らずの私を(笑)
不審がることもなく、おじさんは穏やかな微笑みを浮かべながら
受け入れ、対応してくれました😊
松原に入院している患者様の多くが、庭の草木やお花に癒やされていること🌼
その中でも特に3号室の患者様が
いつも庭の手入れをしてくださっているおじさんに感謝していること✨
部屋からなかなか出るのが難しいその患者様に頼まれて私が代理で今お礼を伝えにきたこと☘
・・・などなど
を「花のおじさん」に初めて伝えました。
すると、「花のおじさん」はこんなことを話してくれました。
「今まで何年もここの庭の手入れをしてきて、話しかけてきてくれたのはあなたで二人目です。」
「有料老人ホームの庭をメインで手入れをしていますが、
こちらの庭もどうしても気になって、手入れをしているんです。」
「私は昔から草花が大好きで、近所の植物園に通って、
草木や花の勉強をしたりしているんです。」
「松原側の庭は日当たりが悪いから、選ぶ花に苦労しています。
特に冬は困っていて、患者様に気付かれないように
実は造花の花を土に植えたりしているのです。」
「以前、6号の部屋の前にブーゲンビリアの鉢植えが置いてありました。
それに水やりをすべきかどうかすごく悩んだことがありました。
でも、もし患者さんがその花に水をあげることを楽しみにしていたら・・・
私がその楽しみを奪ってしまうことになるかもしれないと思い、水をあげるのはやめたんです。」
「花のおじさん」が、
顔も見たこともない、関わったこともない松原の患者様に想いを巡らせながら、
暑い日も寒い日も、日々庭の雑草を抜いたり、花を植えたり、水やりをしたり・・・
一人黙々とひたむきに庭の手入れをしてくれていたことを目の当たりにして、
私は感謝の想いと
そんなおじさんの優しさに
今まで全く気が付かなかった自分の情けなさに
頭が下がる思いでいっぱいになりました😢
患者様からの感謝の気持ちと私自身の感謝の想いを伝えると、
おじさんは照れくさそうにしながら次の仕事があるということで、
そそくさと去って行ってしまいました💨
患者様の部屋に戻り、おじさんに感謝の想いを伝えたこと、
おじさんが松原の患者様に庭の草花の手入れを通して
温かい想いを伝え続けてくれていることを伝えました✨
患者様は感謝の気持ちを伝えられたこと、そしておじさんの優しい想いにとても喜び、
今度はぜひおじさんんと直接話してみたいとおっしゃいました。
こうして患者様と花のおじさんとのやりとりが
始まったのです😊
つづく
シリーズ 〜看護助手は見た👀〜「松原アーバンクリニック🌿病棟の毎日」vo.6
- 2019年09月02日(月)
- カテゴリ : 日々のできごと
シリーズ 〜看護助手は見た👀〜「松原アーバンクリニック🌿病棟の毎日」vo.6
今回のテーマは・・・・
「患者様から教えてもらったこと✨」
です。
今回はかなりの長編になりますが、
どうぞ最後までお付き合いくださいm(_ _)m
つい最近まで松原で少し長い間生活されていた男性の患者様がいました。
私が入職した時、この患者様はすでに松原で長く生活をされていて、
私は、この患者様からたくさんのことを教えてもらいました。
長く松原で生活していることもあり、
患者様は松原の看護師をはじめスタッフのことを
よーーーーく見ていました👀
例えば・・・
哲学的な話をするのはこの看護師、
本音をぶつけるのはこの看護師、
わがままを言って反応をみてみるのはこの看護師、
冗談を言い合うのはこの看護師、
メジャーリーグの試合を一緒に観るのは野球の話のわかるこの看護師、
ちょっとお説教じみた話をするのは入職したての看護師・・・
といった感じに看護師の性格や特徴を捉えて、
その時々で上手に使い分けていたように感じます😁
看護助手の私はというと・・・
食事🍴やお風呂♨の際のお手伝いをしたり、
お部屋にお邪魔して一緒にテレビを観たり📺
おしゃべりをする機会も多く、
さらには「こけしちゃん」というニックネームをつけてもらい(笑)
(↑髪型が「こけし」みたいだったからのようです😅)
冗談を言い合ったり、楽しい時間を過ごすことが多かったように思います😊
そんなある日、患者様が、
「庭の花の手入れをしているおじさんがいるんだよ。」
と私に教えてくれました。
少し複雑なのですが、松原アーバンクリニックは、
介護付き有料老人ホームと併設されていて、
患者様の部屋から見える庭の草木や花は
有料老人ホームのスタッフであるこの「花のおじさん」が手入れしてくれていたのです🌼
この「花のおじさん」
なかなかお会いできないレアキャラで(笑)
なぜなら、おじさんは週に2回しか出勤しておらず、
しかも、あくまでも有料老人ホームのスタッフであり、
松原側の庭の手入れはメインではなかったため、
めったにその姿を見かけることはできなかったのです😓
しかし、患者様はお部屋で過ごす時間が長かったこともあり、
時々ベランダに現れ、庭の手入れをするこのおじさんの存在にいち早く気づき、
その存在だけでなく、そのおじさんの仕事ぶり、
そして優しさにも誰よりも早く気づいていました✨
ベット上で過ごすことが多い患者様にとって、
窓から見える緑や色とりどりのお花が
心の癒やしになっていたのです🌼
患者様は私に、
「今度おじさんの姿を見つけたらナースコールで知らせるからおじさんに話しかけてほしい。
いつも庭の手入れをしてくれてるからありがとうと伝えたい。」
と言いました。
その日からこの「花のおじさん」と話すべく、
3号室のナースコールが鳴るたびに
私は大急ぎで部屋に向かいました💨
おじさんは仕事が早いのか(笑)
私が部屋に駆けつける頃にはすでに姿を消してることも多く、
なかなか実際の姿を捉えることができませんでした😂
しかし!!
ついにある日、
その姿を捉え、話しかけることに成功したのです!!!😳😳😳
つづく
シリーズ 〜看護助手は見た👀〜「松原アーバンクリニック🌿病棟の毎日」vo.5
- 2019年08月10日(土)
- カテゴリ : 日々のできごと
シリーズ 〜看護助手は見た👀〜「松原アーバンクリニック🌿病棟の毎日」vo.5
今回も前回に引き続き、
「患者様の願い事✨」
をテーマに書いていこうと思います!
以前入院していた患者様で、
美味しいものとお買い物が大好きな女性がいました✨
元気だった頃はよく渋谷にあるデパートの地下街に
お買い物にでかけていたそうです😊
松原に入院してきて、日中は塗り絵や折り紙をしたり,
大好きな歌舞伎のDVDを観たり📺
近くのコンビニにお買い物に行ったり・・・
歌舞伎のこと、歴史のこと、日本の様々な地域のこと
様々な知識を持っている方で、
たくさんのことを話したり教えてもらったりしました😊
入院してから数ヶ月が経った頃、
その患者様が
「昔よく行っていたデパートに買い物に行きたい」
とつぶやきました。
それを聴いた看護師が
その想いを実現するべく早速動き出します💨
患者様のご家族も患者様自身から
「買い物に行きたい」
ということを耳にはしていたようですが、
今の患者様の状況で、
まさか渋谷まで買い物に出かけることができる
とは思ってもみなかったようで・・・
一緒にデパートに出かけることができると知って
それはそれは喜ばれていました✨
実は松原には病棟以外にも
「訪問看護ステーション」があり、
訪問看護専属の看護師に加え、
病棟看護師と訪問看護師を兼務している看護師さんもいるんです!
今回の患者さまの願いを叶えるにあたって、
病棟・訪問看護、両看護師がタッグを組んで
外出にむけて動き出しました!!
患者様が行きたい場所は、渋谷のデパートでした✨
介護タクシーに患者様とともに訪問看護の看護師が同行し、
現地のデパートでご家族と合流するように手配しました🚙
久しぶりに外出する際、
患者様本人も不安があると思いますが、
ご家族も心配な気持ちがとても大きいと思います😔
そんな時に看護師が一緒に外出してくれるとなると
安心感が全然違いますよね✨
さらに松原では、病棟でいつも顔を合わせいる
看護師が同行することもできるので、
患者さまの身体の状態はもちろん、
患者さまの希望を事前にしっかり把握した状態で出かけることができるのです!
外出する当日に「初めまして」
で一緒に出かけるよりも
顔なじみの看護師と共に出かけることができるのは
松原ならではのよさではないかと思います!
出かけることが決まってからの患者様は、
ルンルン気分で♪♪
当日着ていく洋服を何日も前から準備していました😊
久しぶりに行くデパ地下のお店が
昔と変わっていないかを一緒に調べたり
行きたいお店や買いたいものをメモに書いたり・・・
と当日をとても楽しみにしながら過ごしていました💕
そして当日・・・
患者さまは数年ぶりに渋谷のデパ地下での買い物を満喫し、
ご家族とともにレストランで食事をし🍴
とてもいい表情で松原に帰っていらっしゃいました😊
病棟では数時間おきにトイレに行っていた患者様でしたが、
外出をしたこの日は、一度もトイレに行きたいということもなく、
また痛みや不安も訴えることはなかったそうです😳
後日・・・
患者様は「もう一度渋谷のデパートに行きたい!」
と希望され、訪問看護師と共に二回目の買い物にいくことができました!!
二回目の買い物では
本屋で大好きな本をたくさん買って📖
またまた大満足で帰ってらっしゃいました☺
時期を逃してしまうと実現するのが
難しかったかもしれない患者さまの願い。
その小さなつぶやきを逃さず、
実現に向けてスタッフが一丸となって即座に動いたこと。
買い物に同行する訪問看護師がすぐに手配できる
体制が松原に整っていたこと。
そしてなにより
患者さまが松原のスタッフを信頼して
想いを伝えてくれたこと
によって患者さまの願いを実現することができました✨
外出する何日も前から
ルンルン気分で準備していた
患者さまの笑顔😊
買い物に行ったときのことを
嬉しそうに話してくれた
患者さまの笑顔😊
デパートで買ってきた本を
一緒に読みながら見せてくれた患者さまの笑顔😊
あの時の笑顔は今でも忘れられません😢
患者さまの笑顔がこれからも松原にあふれるように
スタッフみんなで患者様に寄り添っていこうと思います!!
シリーズ 〜看護助手は見た👀〜「松原アーバンクリニック🌿病棟の毎日」vo.4
- 2019年07月23日(火)
- カテゴリ : 日々のできごと
シリーズ 〜看護助手は見た👀〜「松原アーバンクリニック🌿病棟の毎日」vo.4
前回のブログ「💫七夕💫」からの流れで・・・
第4回のテーマは・・・「患者様の願いごと✨」
です。
今回の回からしばらく
患者様の松原アーバンクリニックでの様子や過ごし方について
エピソードを交えながらお伝えしていきたいと思います✨
以前入院していた患者様で99歳の女性の方がいました。
美味しいものが大好きで、自分で歩くことができたときには
お気に入りのお店に家族とよく食事に出かけたり、
近所の高級スーパーによくお買い物に行っていたそうです😊
松原の食事は美味しいと評判ですが、このグルメな患者様に言わせると
どうももの足りなかったようで・・・
ご家族に有名店のうなぎやお気に入りのケーキ屋のケーキなどなど
美味しいものを差し入れしてもらっていました😋
そんな患者様がある日・・・
「どうしてもピザが食べたい!!!」
とのこと🍕
早速その願いを叶えるべく、看護師さんが動きます💨
病院近くにあるピザ屋を調べ・・・
翌日早速ピザを配達してもらいました!!
しかし
「美味しくない・・・」
の一言😨
どうもそのピザ屋のピザが口に合わなかったようで・・・
リベンジ!!👊👊
ということで、今度は違う店のピザを注文しました🍕🍕
お持ち帰りで取りに行くとピザが無料でもう一枚もらえる!
という某有名ピザ店に注文し、看護師さんがピザを取りに走ります💨💨
「今度はみんなでピザパーティーをしたい!」
この頃、患者様は後日松原を退院することが決まっていました。
「最後にみんなと一緒にピザを食べたい」
という患者様の願いを叶えるべく、
仕事終わりの看護師や看護助手も集まって
ささやかなピザパーティの始まりです!!
確かに患者様は自分自身がピザを食べたいと
いう気持ちがあったと思います。
でもその言葉の裏には
「みんなと一緒に食べたい」「みんなに何かお礼がいたい」と
いう気持ちがあったのだと思います✨✨
患者様は大好きなコーラを飲みながら😁
スタッフみんなとピザを美味しそうに召し上がっていました🍴
その日はみんなで笑顔でピザパーティー記念の写真をとり📷
後日退院される日には、「ありがとう」と
涙を流しながら帰っていきました😢
「ピザが食べたい」
「みんなでパーティがしたい」
そんな小さな願いが、病院ではなかなか叶えられないことも
あると思います。
松原では患者様の声に耳を傾け、
どんなに小さな願いでもできるだけ叶えられるよう
スタッフみんなで協力体制をとっています!!
こんな出来事が松原ではひっそりと日々起こっています👃
シリーズ 〜看護助手は見た👀〜「松原アーバンクリニック🌿病棟の毎日」vo.3「入浴♨」
シリーズ 〜看護助手は見た👀〜「松原アーバンクリニック🌿病棟の毎日」
第3回のテーマは・・・
「入浴♨」です。
松原のお風呂は、一般のお家のお風呂場を
少し広めにした、いわゆるフツーの浴室です😊
施設や大きい病院にあるような機械浴はありません。
座位を保てる方は、シャワーチェアに座って、
髪や体を洗った後に浴槽に浸かることができます♨
もちろん手すりはありますし、必要な部分は
看護師や看護助手がお手伝いさせていただきます✨
じゃあ座位を保てない人は入れないの?😣
と疑問に思う方もいるかもしれませんが、
大丈夫です!!モチロンちゃんと入れます👍👍
みなさんはじめは驚かれる方が多いですが、
なんと!!😳
ストレッチャーがそのまま湯船になる!!
のです。
↑このストレッチャーが浴室の中に入り、お湯をためて入ります♨
なので、患者様に一度ストレッチャーに一度横になってもらうことで、
服を脱ぐ → 髪を洗う&体を洗う → お湯に浸かる → 服を着る
の流れがいっぺんにできるのです!!
機械浴だとストレッチャーから浴槽へのスライド移動が恐い方や
他の人と同じお湯に浸かるのに抵抗がある方も多いと思います😨
松原のストレッチャー浴ではスライド移動もありませんし、
お湯ももちろん一人ひとり入れ替えています✨
また、入浴の際には患者様一人に対して
基本看護師1名と看護助手1名の
2人体制で入ります👩👩
入浴の準備が整ってから、一人ずつ浴室に案内しますので、
早めに洋服を脱いで順番を待たされる・・・
ということも絶対にありません!!
1日に入浴する患者様の人数も、
多くても午前に2名、午後に2名の4名ですが、
平均していつも1日2〜3人になることがほとんどです!
なので、時間に追われることもなく、
一人ひとりのペースや希望に合わせて
ゆっくりと入浴することができます😉
そして
松原ならではの入浴といえば・・・
↓
↓
↓
「音楽を聴きながらお風呂に入ることができる🎵」
です。
音楽の好きな患者様がいると、お風呂に病棟のipadを持ち込んで
その日の気分で色々な音楽を聴きながら入浴しています♪
モチロン大きな声で熱唱してもOKです👌(笑)
懐かしい曲や思い出の曲、ジャズ、クラッシックなどなど・・・
様々な曲を私たちも患者様と一緒に楽しみながら
お風呂に入れて楽しいひとときです😘
そして、もう1つは・・・
↓
↓
↓
「好きな入浴剤♨を選ぶことができる!」
です。
自宅で入るお風呂では当たり前なことかもしれませんが、
普通の病院や施設ではなかなかできないことなのではないかと思います!
患者様のなかにはその日の気分に合わせて
お気に入りの香りの入浴剤を入れて
お風呂に入ることを喜ばれる方もいます😊
ちなみに
男性のかたには「ひのき」が人気があります♨
全体的には定番の「ゆず」が人気です!
女性には「バラ」や「ジャスミン」「ラベンダー」
などがオススメです✨
お肌の弱い方には保湿効果のあるものや沐浴剤も準備しています!
体の状態や不安からお風呂に何週間も入れていない状態で
松原に転院してくる患者様も多くいます😢
ですので、松原で初めての入浴の際には不安のないように
言葉がけや体に負担のないような介助を心がけながら入浴のお手伝いをしています!
久しぶりに入るお風呂に多くの患者様が
「気持ちがいい〜」
「ごくらくだ〜」
「本当にありがとう」
とリラックスした表情で言って下さいます😊
その時が私たちにとって一番うれしい瞬間です✨
以前、松原のお風呂が大好きだった患者様はお風呂に入ると
「あ〜気持ちがいい、このまま天国にいっちゃいたい気分だわ〜✨」
とよく仰っていました😊
最近では、
「いや〜星野リゾートにきたみたいだな〜」
と言ってくださった患者様もいました😁
後で患者様の奥さまにこのことを伝えると・・・
「星野リゾートなんて行ったことないのよ〜」
と言っていましたが(笑)
松原では患者様にとってお風呂の時間が苦痛なものではなく、
少しでも心地のよい癒やしの時間や気分転換の時間になるよう
スタッフみんなが心がけています✨
松原にきた際にはお風呂場のそばをぜひ通ってみてください♨
懐かしいメロディー🎶が聴こえてくるかもしれませんよ😉
シリーズ 〜看護助手は見た👀〜「松原アーバンクリニック🌿病棟の毎日」vo.2
シリーズ 〜看護助手は見た👀〜「松原アーバンクリニック🌿病棟の毎日」
第二回目のテーマは・・・「面会」です。
松原アーバンクリニックは18床の病棟です🏥
12床の個室と大部屋があり、
個室については24時間いつでも面会が可能です✨
家族の皆さまの面会はやはり土曜日・日曜日が多いですが、
出勤前の早朝🌅や出勤後の夜遅くに🌃
面会に来るご家族の方もいます。
松原ならではの「面会」といえば・・・
ワンちゃん🐶
ネコちゃん😺
などなどペットの面会がOKなんです!!
家族同然に暮らしていたワンちゃんやネコちゃんと
入院を機に会えなくなくなることは、
患者様にとってとても辛く、淋しいことだと思います😢
松原では、個室の方はお部屋で
ワンちゃん🐶やネコ😺ちゃんと一緒に
過ごす時間を持つことができるんです🎵
先日もとてもかわいいヨークシャテリアのワンちゃんが
面会に来てくれました!
久しぶりに会う患者様のベットの上で、
気持ちよさそうに寝そべっていました💖
後日、他二匹のチワワも遊びに来てくれました🐾🐾
さらに子どもたちも面会OKです!!
病院によってはお子さんの面会がNGなところも多いと思いますが、
松原では子どもたちの元気な声が響いています👦👧
産まれて間もないひ孫ちゃん👶を連れてきたご夫婦もいました💕
患者さまは赤ちゃんを抱っこをすることはできませんでしたが、
ひ孫さんを見つめる眼差しがとても穏やかで温かったことが
とても印象に残っています✨
また、外出するのが難しい患者さまに桜を見せてあげたいと
力を合わせてかわいい桜の壁装飾🌸を作り
お部屋に飾り付けていたお孫さんたちもいました!
私は以前保育士をしていたこともあり、子どもたちの姿を
見ると、ついついちょっかいを出したくなるのですが😁
時間があるときには一緒にゲームをしたりおしゃべりをしたり
私たちにとっても楽しいひとときです。
かわいいワンちゃんやネコちゃん、子どもたちの元気な声のする
アットホームな松原アーバンクリニックです💖
シリーズ 〜看護助手は見た👀〜「松原アーバンクリニック🌿病棟の毎日」
さて、今回始まりました
シリーズ(不定期ですが笑)
〜看護助手は見た👀〜「松原アーバンクリニック🌿病棟の毎日」
ブログを通して松原アーバンクリニックの病棟での日々の様子や病棟の雰囲気を
みなさんにもっともっと知ってもらいたい!!という想いから、
私を含め3人の看護助手の目線から👀
松原アーバンクリニックならではの日々の様子やケアについて
赤裸々に(笑)語っていこうかと思います😁
第一回の今回のテーマは・・・「病棟の看護師さん✨」です。
このブログを書いている私は、松原にきてまだ1年3ヶ月ほどしか
経っていないしがない看護助手であります😆
そんな私が松原の看護師さんに対するイメージは・・・
「とにもかくにも優しさで満ち溢れている✨✨」です!
松原にきてから看護師さんへのイメージが180度変わった!
と言っても過言ではありません😌
これはあくまでも私の今までの経験による主観なのですが・・・
介護福祉士取得のための実習先や以前勤めていた職場、
そして自分の家族や友人、先輩がお世話になった
病院で出会った看護師さんとはまるで違います😆
それは、松原が20床にも満たない小さな病棟で🏥
職員の体制にも恵まれていて、患者様一人ひとりに
手厚い看護やケアができる!という環境的なもの
だけではないと私は感じています!!
患者様一人ひとりに向き合う姿勢はもちろんのこと
患者様のご家族の想いにも耳を傾け、
患者様やご家族の想いを実現できるように
日々情報を共有したり・・・
その優しさは、ただただ優しいというのではなく、
経験に裏打ちされた強さや柔軟さを兼ね備えた優しさ・・・
とでも言えましょうか。(わかりづらいですかね💧)
個人的な話になりますが・・・
私の母は数年前に病気で亡くなったのですが、
その時に入院していた大きな病院でこんなことがありました。
その時の私はまだ介護や医療に携わる仕事はしていませんでした。
そんな中で母が病気になり、もうこれ以上できる治療はないと言われ、
日毎に弱っていく母親を目の当たりにし、どうしていいのかわからず
パニックになっていました。
そして、いてもたってもいられず、「家に連れて帰ります!!」と
泣きながらナースステションにいた看護師さんに伝えました。
すると、その場にいた二人の看護師さんはその場から微動だにせずに一言、
「よく考えて、無理だよね、今は」
それで話は終わりました。
医療の知識も介護の知識もない私でしたが、この出来事があって逆に
「自分でなんとかするしかないんだ」
と腹をくくり、緩和ケアの病棟のある病院への転院を決め、
そこから母の状態が落ち着いてから
自宅で過ごせる環境を整えるため必死で情報を集めました。
仕事をしながら、まだ1歳の息子を抱えながら
必死だったあの頃の自分を思いだすと、
今でも胸が締め付けられます。。
その後幸いなことに、信頼できる在宅医やケアマネージャー、
訪問看護の方に出逢うことができ、最期5日間という短い期間でしたが、
母は自宅で過ごすことができました。
今、ふと、母がもし松原アーバンにいたらどうだっただろう
と考えることがあります。
きっと松原の看護師さんたちは、泣きじゃくる私に寄り添い、話に耳を傾け、
母の想いを第一に考えながら今後の方向性を一生懸命一緒に考えてくれたと思います。
患者様にはもちろんのこと、そのご家族やお友だちに対するフォローやケアを
松原の看護師さんはとても大切にしていると強く思います。
話は戻って・・・
看護助手としての目線👀から言えば・・・
私たち松原の看護助手はお風呂や排泄・移乗の介助など
様々なケアを看護師さんと一緒に行います。
ナースコールもとり、患者様とも
コミュニケーションをとることがとても多いです😏
看護助手として医療的なことは
看護師のようにはできなくても、
患者様の部屋でお話をしたり散歩や買物に出かけたり、
患者様の好きなことを一緒に楽しんだり・・・と
場合に寄っては看護師さんよりも長い時間
患者様と関わることもあるのです✨
看護助手というと、あくまでも「看護師の助手」
という印象があると思いますが、
松原の看護師さんたちは、そのような感覚ではなく、
私たちの存在をとても尊重してくれています😭
スタッフの一員として対等に関わり、
私たちの意見をきちんと聞いてくれます💖
なので働いていてとても気持ちがいいです😊
女の世界特有の(笑)派閥⚡のようなものや
いざこざも驚くほどありません!!!
以前、入院されていた患者様で
「ここの看護師さんははっきりいって最高です!!」
と言ってくださった方がいました。
普段はとてもクールで口数の少ない患者様からいただいた言葉
だったのでスタッフみんなが感激したことを覚えています😘
退院後に看護師さんに会いにわざわざ病棟に
来てくだる家族の方も多いです✨
優しくて信頼、尊敬できる看護師さんたちと一緒に仕事ができることが
とても幸せな看護助手の少し長めのつぶやきでした🌱