松原アーバンクリニック 医療法人社団プラタナス

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スタッフ紹介:病棟看護師 山口さん


ー 看護師になりたいと思ったキッカケを聞かせていただけますか。

看護師になりたいと思い始めたのは高校生になって進路を考え始めた頃でした。
私は小さいころから看護師を志したいと思っていたわけではなかったのですが、
母親が働きながら私を育ててくれたので、私も手に職をもって、資格を持って働きたいと思っていました。
そんな中で人のためになる仕事につきたいという思いがあり、社会福祉士や保育士も考えたのですが、時代のニーズだったり、根本的に人間の身体の仕組みを学べる仕事だと感じて、最終的に看護師を選びました。
すごく現実的に考えていたと思います。

ー 最初の就職先は総合病院でしたね。

短大で看護学科を卒業した後、さらに1年同じ大学で地域看護学を学んで、保健師の資格も取得してから総合病院に就職しました。

ー すぐに就職せずにさらに学ぶ道を選ばれたのは何か理由があったんですか。

はい、同じ短大に併設されていて身近に感じることができたというのと、
地域で暮らす方を支える保健師という職業がどんな仕事なのかというところに興味がありました。
将来の選択肢を増やしておきたいという気持ちもあったと思います。

ー 最初の総合病院でのご経験を教えてください。

最初に配属されたのは呼吸器内科と皮膚科の混合病棟でした。
充実もしていましたがとにかく忙しかったです。
呼吸器内科なので、肺がんで終末期を迎えている患者さんもいれば、
肺炎の急性期で人工呼吸器での治療が必要な方もいます。
胃瘻やその他の経管栄養を繋いで療養型の病院を待っている人もいました。
いろいろなステージやレベルの方がいらっしゃってルーチン業務に加え、緊急入院が入ったり、人工呼吸器や輸液ポンプのアラームがなったり、患者さんが一杯の水を飲むのをゆっくりお手伝いすることさえ難しくて、いつもどこかもどかしく感じていました。

同期が辞めたこともあって結局同じ病棟で7年間働きましたが、腰痛が強くなったり、どんどん介護度の高い方や難しいご家族対応が増えたりで、最後は忙しさの中で行き詰まって、一度臨床から離れました。

ー その後はしばらく保健師として勤務されていたんですね。

少し休んでから非常勤の保健師として世田谷区に1年半勤めました。
その後も派遣を通して保育園や児童相談所といった小児を対象としたお仕事に着くことが多かったです。

ー 松原アーバンクリニックへの応募のきっかけはなんでしたか。

総合病院に勤務しているころからターミナルケアに関心がありました。
特に緩和ケアには関心があったのでもし、臨床に戻るならそこを重点的にやって行きたいという思いがありました。
ただ、総合病院の緩和ケア科ですと、人気なので必ずしも配属されないことも考えられます。

松原アーバンクリニックは一度本に出ているのを見て、自宅にも近かったので
こんなところがあるんだと、インプットされていました。
ただ、その時は違う職場にいたのですぐには応募できなかったのですが、
他の仕事で一区切りついた時に松原を思い出して、応募しました。
自宅から無理なく通えるところということろも大きかったですね。

ただ、応募の時点で6年間のブランクがあったので、
もう一度臨床に戻りたいという気持ちはいつもどこかにありながらも、
どんどん医療の知識は変わっていきますし、
実際歳を重ねて夜勤ができるかどうか、といった不安もありました。

ー 松原を面接にいらっしゃった時はどのようにお感じになりましたか。

当時は緩和ケアがメインと思っていて、ショートステイの機能があるのを知らずに行ったので、面接ではそのあたりを確認されました。

総合病院を辞めてから私自身も祖父母の介護を自宅で経験しました。

もともとは緩和ケアをやりたくて松原を選びましたが、松原がショートステイや在宅医療をしているという側面も病棟で担っていると聞いて、私も自宅に要介護者がいるという生活を実際に経験してみて、そういった肉体的な大変さだとか、精神的なつらさだとかを曲がりなりに知って、緩和ケアだけでなく、そういう方のお手伝いも担いたいと思いました。

ー 実際に入職されてどのようにお感じになりましたか。

患者様お一人に対して本当に丁寧に、細やかに、計画立案してケアにあたっているんだということを実感しました。

総合病院だったらそこまでのご家族の要望、たとえばこの枕で寝かせてとか、この形態で食事をとってとか、具体的な要望はなかなか応えられないところを、ご自宅とほぼ近い環境や条件で患者さんが過ごせるように、聞き取りをしてケアしていく、そういうところが丁寧ですごいなぁって感じました。

ー 実際の入院患者さんにはどういった患者さんが多いですか。

時によって入院患者さんの構成はまちまちです。
ターミナル期の方が多い時もあれば、逆にそういった方は少なくて、
定期的にショートステイで利用されている顔なじみの方が多かったりと、
時期によって動きはあります。

ー イメージ通りでしたか。

そうですね。

今お話したのは主に在宅療養されている方のショートステイの場合で、
長く介護されているご家族だからこそ、ご家族の思いやスタイルだとか、頑張ってこられたことに対する自負があります。

そこが多少医療本来の道とはちょっと違ったとしてもそこも大切にしながら、患者さんの変化も捉えながらアドバイスしいくところがすごくいいなと思いました。

終末期にある方であれば、好きなお酒を飲むことや、管やオムツはつけずに最後までトイレに歩きたい気持ちや、お風呂に入りたいことなど、そういった最後まで人間らしく生きる姿をお手伝いするというところがすごく魅力だし、人間本来の自然な姿なんだなと思います。そこを支えていけるのが松原の魅力だと感じました。

亡くなる方が前日に入浴できるなんて、総合病院に勤めていた時は考えもしませんでした。

食べられないから点滴、尿が出ないから管、そういう一辺倒ではなく、その人が最後までその人らしく自然に生きる姿を家族と一緒に支えていけるっていうのが魅力です。

ー 最初の病院でもターミナルケアには取り組まれていたんですよね。

そうですね。
ただ、医師と看護師が同じ知識レベルで麻薬を使用することはできていなかった気はします。

何となく麻薬の量を増やして眠るような時間が増え、一方ルーチン通りの点滴は続け、カテーテル管理をしたままのお看取り方法が多かったですね。その時はそれが当たり前だと思っていたのですが、松原にきて不必要な治療やそういった管理はしなくていいんだっていうことを知りました。医療現場にいながら自然な形でのお看取りができる、それをご家族と一緒に迎えられるということが、私にとっては最初はセンセーショナルというか、衝撃的でした。

ー 緩和ケアの経験が全くない方もいらっしゃると思うのですが、どうやって学ばれているのですか。

病院でお看取りやターミナルケアを経験したことのあるスタッフはいますが、
実際に緩和ケアを専門でやってきましたという方はいないと思います。
そういう意味では、みんなここで学んでいます。

昨年、田實先生がいらっしゃるようになって家族対応やオピオイドの使い方など、一つ一つ教えてくださったので、みんなの知識のベースアップになっていると思います。
病棟でも在宅でも対象の方がいらっしゃったら一緒に患者さんを回ってくれますし、とても勉強になりますね。

ー 経験のない方はどうやって知識を身につけていかばよいのか不安に思われている人もいると思うので、、、
ご自身はカンファ以外に知識アップのために取り組んでいることなどはありますか?

そうですね、、、

自分で調べたりということもありますが、ひとりで得られる知識にも限りがあるので業務内で声に出してみんなに聞いて、みんなで相談することを大切にしています。基本はOJTですが、いつでも相談できる環境もありますし、院内外の勉強会で学ぶ機会もあります。

また各スタッフが様々な分野での看護経験を経ているので、在宅医療に関わっていた人からは、こんな方法あると、こんな風にやってみたら、という提案が自然にありますし、それぞれの持ち味や強みをスタッフが認め合っている部分があると思います。

垣根を越えてオープンにどんどん言い合えたらこれからもいいのかなと思います。

ー お話を伺っていると本当に患者さんに最後まで寄り添って、
大きな病院ではできない細やかなケアをしているなと実感しました。

はい、お酒も自由ですので、患者さんの晩酌を一緒にお手伝いしたりっていうのもあります。喫煙も喫煙所であれば自由ですし、大切にされているペットも一緒にお見舞いに来ることもできます。

ーアルコールとたばこが吸えるのは驚きですね。末期といわれるような方もですか。

亡くなる数日前までうとうとしながらも、ビールをちょっとづつ飲まれる姿が印象的でした。自分だったり自分の家族でも、好きなことを最期まで楽しめたら幸せですね。

ー 好きなことをして楽しい気持ちになる方が患者さんにとってもいいですよね。

自分の限りある命を感じて分かってらっしゃる患者さんに、それを制止することは意味がないと思いますし、

患者さんからも最後まで楽しく生きたいっていう言葉が出たりもします。

そこを少しだけお手伝いするような、一緒に楽しめたりする時間を共有できるようなところって素晴らしいなって思いますね。

ー そういうところも松原アーバンクリニックの良さですね。

緩和ケアの方であれば、好きな物を口から食べたり、最後までお手洗いにいったり、最後の時まで寄り添えること、ショートステイの方であれば、できるかぎりご自宅に近い環境で安心して過ごしてもらえる環境をつくることを大切にしています。在宅で往診に同行している看護師とも情報共有をし、病棟に顔を出しにきて声を掛けてくれたりもするので

そういった顔なじみの方がいると患者さんやご家族も安心すると思います。

何度か利用されている方であれば、今回はやせちゃったねとか、ちょっとした変化に私達も気づけます。

患者さんを支えるご家族との関わりも大切な看護です。

大人数の方がいる一般病床ですと、どなたがご家族か把握も難しかったりしますが、松原は小さいので必ず分かりますし、立ち止まってお話をゆっくり伺う時間もあるので、そういう関わりも大切にできます。

ー 今後松原でやってみたいことはありますか。

私はイベント担当ということもあるので、個々のケアだけでなく、四季の行事もできる範囲でもっとやりたいです。

去年のクリスマスは花とプレゼントカードを持って、みんなでサンタの格好をして一緒に患者さんを回りました。

その時によって、イベントに参加できる方というのは限られますが
そういったクリスマス会やお楽しみ会は今後も続けていきたいです。

これからの季節であればお月見とかもできるといいなと思っています。

また同時に勉強会委員でもあります。クリニックからは費用も割いていただけるということなので、積極的に外部講師の方などもお呼びしていろんなテーマで勉強会を企画したいと思っています。

スタッフもクリニックの費用で研修に行かせていただいているので、そのフィードバックを兼ねて内部で勉強会を開くことも考えています。

私だけでなくそれぞれが医療安全、感染、褥瘡、記録などの委員に割り当てられていて、

病院と同じように委員会活動というのがあります。

自分もまだまだ知識不足だったり、技術だったり未熟なところがありますし、
お互いが信頼し合えないと、話合ったり申し送ったりして繋ぐ看護はできないと思うので、みんなで向上できるといいですね。

ー お休みは取りやすいですか。

臨床に戻ると長期の旅行は難しいかなと思っていましたが、
松原は有休と夏休みや冬休みの休暇を組み合わせてまとまった休みをいただけるクリニックだと思います。
シフトの調整は必要な場合はありますが、有休の使い方は自由です。
みんなで相談しあって休みの取りやすい環境をつくってますね。

最初の病院では忙しくて有休はなかなか取れなかったので、自分のシフトに有休希望を自由に出せることはとてもありがたいです。

ー やっぱりお休みは大事ですよね。残業もあまりしないようにみんなで協力されていると聞いています。

そうですね。午後に緊急入院があった場合やお看取りがあった場合など突発的なことがない限り、あまり遅くなることもないです。残業は少ないと思います。夜勤での休憩も取れています。

ー 最後に松原アーバンクリニックに関心を持っていらっしゃる方へメッセージをお願いします。

私も6年ブランクがあって松原に入り、最初は本当に不安でした。
医材一つにしても新しい製品が出ていたり、知識や技術面でも忘れていることが多かったのですが、

いつまでに何か新しい手技を取得しなければならないというような焦る環境ではなく、みんなから順にフォローしてもらえる時間があったので成長できました。

松原は最新の技術や医療設備があるわけではないので、そうした環境で学びたい方には向かないかもしれませんが、その人らしさを大切にしたり、患者様やご家族と一緒に同じ速度で歩みを得れる看護をしたい方にはおすすめです。


勉強会報告【褥創治癒に効く栄養剤】

テーマ:ペムノン 褥創治癒に効く栄養剤
日時:9/6 (木) 18:30~19:40
場所:相談室
講師:(株)協和発酵バイオ
参加人数:12人

今回はペムノンという褥創の予防・治癒に有効といわれる補助食品(アミノ酸補給のための粉末飲料)をメーカーの方にご紹介いただきました。

ペムノンは1スティックあたり、アルギニン2500mgに加え、グルタミン1000mgも配合され、あらに亜鉛10mg、ビタミンC500mg、ビタミンA150μgも配合されています。

講義ではまず最初に、プロジェクターを用いて褥創の概要とできるまで、発生予測と対策、分類・評価、治癒過程、予防と発生後のケア、褥創対応の栄養素についての説明を受けました。
次いで、褥創の予防・治療とアミノ酸について、アルギニンとグルタミンは異なるメカニズムで創傷治癒を促進すると考えられており、炎症期ではアルギニンとグルタミンは好中球、マクロファージの活性を高めて細菌を除去、免疫栄養として作用し炎症を抑えるのに対し、増殖期ではアルギニンは表皮細胞の足場とあるコラーゲンの原料となり、グルタミンは細胞の原料となり、細胞分裂を促進するそうで、同じアミノ酸でも創傷治癒の過程では働きが異なることが分かりました。

スライドでは実際入院中の患者様に使用した事例写真を確認。軽症例〜ポケット形成例まで、それぞれの事例の方にペムノンを投与し改善した8週間の経過を観察しました。

 透析患者へ介入した例では、低蛋白のため血液データにも影響なく、DMや腎疾患患者にも使用できるとのことでした。

最後に、参加者全員が商品を試飲。ピーチ味で飲みやすいという声や、反対に意外に苦かった、水に溶かす粉末だけでなくご飯にふりかけるタイプなどがあってもよいのでは、というような意見が上がりました。

質疑応答では、価格や効果の判定時期、褥創治癒後も継続した方がよいか、アルブミン値は上昇するのかといった医学的な質問や、飲む時間帯の選択・他の栄養剤に直接混ぜてよいかなどの具体的使用方法についてや、コラーゲンを直接とることよりも勝るメリットは?など多くの質問が上がりました。

今回単なる商品説明だけでなく、実際にとろみ剤と併用して使用する場合の溶かし方のこつや、酸は流動物と混合すると粘稠性が高まりチューブに付着しやすくなるため、経管栄養ではチューブをフラッシュした方が良いことなど、実践につながるアドバイが聞けてよかったです。

勉強委員会


勉強会報告【介助技術・ポジショニング】

褥創新生・悪化の予防を主目的とした学習会を開催したいと考え、無料セミナーを実施している(株)タイカ様に依頼し、ズレ力を取り除く介助技術・ポジショニングに関する研修会を行いました。

研修は資料を用いたレクチャーと病室で福祉用具を用いた褥創対策の実習の2部構成でした。

講義では、基本である褥創発生の要因とそのアセスメント、レベルに応じたマットレスの選び方や、適切・不適切なポジショニングの実際の例をスライドで確認。ズレの力が発生すると深部の組織損傷が大きいため、ズレ力を取り除くことが褥創対策として非常に重要になることを学びました。

実習では実際にスタッフがモデルとなり、ひねりや回転力を使ったベッド上での縦横への移動のポイントを学びました。ポリエチレン素材のディスポグローブを使用すると摩擦が少なく介助者の手を挿入することができ、また支持面の大きい部位で滑らせるように移動が可能となるため、介助者の労力軽減につながります。車椅子を使用した実習では、ずり落ちた姿勢からの戻し方として、パラシュートの生地を使用したシートを用いた坐位修正法や体位変換、移動を学びました。

身体を動かさない時間(寝ている時間)にも自分の体重を分散させることが重要になるため、いかに広い面積でささえるかがポイントになります。実習ではポジショニングピローを用いて体圧を分散させ且つリラックスできる姿勢を作るコツを学びました。ポジショニングピローは用途によって様々な型があるため、体重が落ちる方向を考えたクッションの選び方や置き方について説明を受けました。

参加したスタッフからは、強度の拘縮・円背がある方への効果的な使用法や実際当院で使用しているクッション類の活用法などについて質問がありました。

今回の勉強会では時間がなく、目的の一つであったトランスまでは達成できなかったので、今後開催するテーマとして検討していきたいと思っています。

勉強会委員


制服が新しくなりました!

事務の制服が新しくなりました!

松原の受付はとにかく暑いことで有名です。

これまでは厚手のベストで耐えてきたので、

今年の猛暑を乗り越えるために、事務長に直談判して制服を新しくしてもらいました。

サンプル5〜6種類の中から3人で選んだのがこれ!

AKBみたい!?

 

事務


病棟の絵

 
病棟に絵を購入しました。
絵を飾るだけで圧倒的に雰囲気が良くなります。

院長がクールベを、主任がピカソをそれぞれ選びました。
私はクールベの「フラジェの樫の木」を知らなかったのですが、良く病棟の雰囲気に馴染んでいます。
患者様やスタッフからの評判も上々でした。

医療機関に期待するニーズの変化の中で、医療技術以外の部分の重要性が高まっています。

診療やケアの充実はもちろんですが、アメニティや音、臭いなど、
患者様の五感に及ぶすべての要素に配慮できるクリニックでありたいです。

(事務長 荒木庸輔)

クールベ 「フラジェの樫の木」

 

ピカソ 「平和の鳩」

 

ピカソ 「花束を持つ手」


東京マラソンに参加しました

私ごとですが、先日、初めて東京マラソンに参加しました!
練習で痛めていた膝が途中から痛くなり、記録としては不本意でしたが、雰囲気は存分に楽しむことができました!
今回はそのときの感動を少しだけお伝えします。

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東京マラソンは毎年10月に抽選が行われます。いつかは出場したいと応募を続けていたのですが、これまでは悉く落選していました。今回も駄目かと思っていたところ仕事中に当選メールが届いて、その時は思わず声を上げてしまったほど嬉しかったです。

目標が決まった以上は動き出すしかありません。当選の翌日から私は通勤ランを始めました。通勤ランだと、交通機関を利用して帰るのとほとんど変らないので時間の節約にもなりましたし、勤務で鈍った体を動かすのは気持ちが良かったです。また、食前に走るので夕食でお酒を楽しめるというメリットもあります。

 

11月に100km、12月に150kmと徐々に練習量を増やしていきました。

あいにく1月に膝を痛めてしまい、その後は思うような練習ができなかったのですが、何とか最低限のコンディションを保って東京マラソンのスタートラインにつくことができました。

 

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東京マラソン当日。「東京がひとつになる日」というサブタイトルにふさわしく、スタートからゴールまで街全体が活気に満ちていて、しみじみと人の温かさを感じました。私のような5時間を超えるようなランナーにさえ、沿道の声援が途絶えることがありませんでした。

 

Facebookにタイムリーに届く応援メッセージもとても励みになりました。

 

レース中に何度か胸にぐっときた瞬間があったのでご紹介します。
最初は25キロ地点で「陸前高田」と書かれた風車の格好で走っているおじさんを見かけた時。

 

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一生懸命走るそのおじさんの姿と、風車に張ってあった家族写真を見ていろいろなことを想像して胸が熱くなりました。今回の東京マラソンで一番印象に残った瞬間です。

 

30キロ過ぎ。いよいよ走るのも難しくなって、私は歩いていました。
目線もどちらかというと下を向きがちだったのですが、ある瞬間、ふと顔を挙げるとそこにはまだ沢山の沿道の人たちがいました。
ハイタッチで迎えてくれる若い人たち、頼まれてもいないのに食料を振る舞っているおばちゃん、知り合いでもないのに声援を送ってくれるおじちゃん。
トップランナーが通り過ぎてからはもう何時間も経っているのに、寒さの中、有名人でもない自分のようなランナーに声援を送り続けている人たちの姿に感動しました。

 

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41キロ地点の最後の難所でZARDの「負けないで」が聞こえてきた時も胸が熱くなりました。
ちょうどサビが繰り返し流れていて、「負けないで、もう少し。最後まで走る抜けて」という歌詞が心に染みました。

 

途中から腹痛に襲われてセブンイレブンに駆け込んだり、20キロ以降はまた膝痛に見舞われたりと、いろいろハプニングはありましたが、Facebookに届く応援メッセージや沿道の声援に励まされながら、何とか完走することができました。はじめての東京マラソンは最高に楽しかったです!

 

レース後は先にゴールしていたプラタナスの採用担当、岩崎と合流して余韻に浸りました。首に掛かっているのが今年の完走メダルです。(事務長 荒木庸輔)

 

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6周年記念

 

本日、松原アーバンクリニックは開院6周年を迎えました。

クリニックではケーキを買ってスタッフ全員で記念日を祝いました。

全員でハッピーバーズデー♪を歌ったあと、院長と開院当時からのスタッフが代表でろうそくの火を消しました。

 

こうして6年間診療を継続できたのも、

多くの地域の方々や熱い思いを持ったスタッフ一人ひとりの支えがあったからです。

 

毎年この日が近づくと、クリックにお花を贈ってくれる開院時のスタッフがいます。

6年の間にスタッフの入れ替わりもありましたが、今でもクリニックには

これまで在籍したスタッフ一人ひとりの思いが詰まっているのだと思います。

 

これからも、患者様、ご家族様をはじめ、地域の方々やスタッフに愛されるクリニックでありたいです。

 

事務長 荒木 庸輔


再評価されつつある有床診療所の価値

松原アーバンクリニックは開院以来、有床診療所の可能性を信じて運営してきました。

クリニックのコンセプトは在宅医療と病棟、外来まで継ぎ目なく連携した「シームレスな医療」です。

地域の患者さんに本当に安心して療養生活を送っていただくために、普段は住み慣れたご自宅で、いざという時は病棟に入っていただける、通院できるときには外来に来ていただく、というように患者さんに合わせて医療を提供でき、療養生活をサポートできる形態です。

世の中の一般的な流れとして、有床診療所は医療における使命を終えつつあると思われており、診療報酬も低く抑えられているため、単独では運営維持するのが難しいとされています。

病棟自体がコストのかかる形態であるということに加え、小規模では効率が悪いということで、医療費削減の方針のなかでの動きです。一方、同じ方針のなかで在宅医療は今後伸ばしていこうというのが制度的な流れです。

私たちは、在宅医療と病棟の両方を合わせて運営することで、患者さんにとっても安心出来て、経営的にも安定する医療の形態を作れると考えて6年前に松原アーバンクリニックを開設しました。

あまり前例のない形でしたので様々な苦労をしてきましたが、6年間運営を続けることができました。6年という時間を経て、私たちが考えたことは間違いではない、という手応えを得ることもできました。

当院で療養生活をサポートさせていただき、終末期を病棟やご自宅で迎えられた方々のご家族からよくお手紙をいただき、温かいお言葉をいただきます。そのお言葉から、患者さんとご家族の役に立てたと思うのです。

少しだけ紹介させていただくと、

「スタッフの皆様がとても親切で安心感がありました。今も本人の穏やかな表情が目に浮かんできます」

「患者も自身も人生の最後の日々のあり方について希望をドクターに伝え、方針を納得したうえで安心して過ごせたことに満足していたと思います。」

「自宅での看護、介護に限界を感じていたときに、迅速に母の入院を決めていただき本当に助かりました。」

「安心して人生の最期を過ごせる貴院のような施設が増えることを願ってやみません。」

医療の形態だけでなく、スタッフの応対も含めて温かいお言葉をいただき、自分たちの信じていることは間違っていないという思いを深めることが出来ているのですが、嬉しいことに最近になって、医療制度のなかでも在宅医療における「有床診療所」の価値を再評価する動きがでてきました。

先日の中医協*で、厚労省から在宅療養支援診療所の将来像が3つ示され、その中で在宅看取りの促進と、患者さんやご家族にとってより安心、安全な在宅療養の実現という観点から、「有床診療所」が1つの理想的な在宅療養支援診療所のモデルとして認められたのです。

<在宅療養支援所の目指すべきイメージ>
(1)複数の医師等が在籍し、自院のみで外来から急変時の入院、看取りまでを完結できる有床診療所
(2)複数の医師等が在籍し、自院のみで外来から看取りまで対応できるが、急変時の対応については在支病との連携を行う無床診療所
(3)医師の複数配置はないが、他の在支診、在支病と連携し補完しあう無床診療所

来年の診療報酬改訂で上記に該当する医療機関の評価を見直す方針も確認され、当院のこれまでの取り組みが報われたようでした。

実際、当院に在宅診療を依頼される方の中には、万が一の時に利用できる病棟があるからという方も多く、不安の多い在宅療養にあって、病棟の存在が患者さんやご家族の体力的、精神的負担の軽減に繫がっていることを実感しています。

制度に左右されずにこれまで運営を行って来ましたが、やはり社会的にも意義を認められることは嬉しいことです。

本当に患者さんに必要とされているベッドだからこそ、今後もスタッフ一同が協力して病棟を守って行きたいと思います。

事務長  荒木 庸輔

*中央社会保険医療協議会。厚生労働省関係審議会の一つ。

参考URL:
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000001tylo.html
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000001tylo-att/2r9852000001typa.pdf


松原アーバンクリニックについて

『病院よりも住み慣れた自宅で療養したい』、それは多くの人の願いです。

ただ現実には、介護者も高齢者のためにできる介護に限界があったり、介護の負担で
家族が疲弊してしまうことも少なくありません。 中にはそうした家族の負担を心配して、
在宅療養を躊躇われる方もいらっしゃるでしょう。
家に戻って「病態が悪化したときはどうするのか?」といった不安もあります。

松原アーバンクリニックは、こうした家族や患者の負担や不安を和らげ、
本当に安心できる在宅療養を実現するために、18床の後方支援ベッドを持った有床診療所
として、2005年12月に開院しました。

在宅診療では月2回の定期往診に加え、病状に変化があった際には24時間365日
いつでも緊急往診に駆けつけます。

また継続的な治療が必要な場合やご家族のご事情(法事や介護疲れなど)で一時的に
ご自宅での介護が難しい場合には入院いただくこともできます。

国が定める現行の診療報酬制度のもとで、このような小回りのきく病棟を経営的に
成り立たせるのは厳しいですが、在宅医療、外来を組み合わせることで、経営的にも
成り立つ有床診療所を実現しました。

外来への通院が難しくなったら在宅へ、在宅療養が難しくなったら病棟へ、外来・在宅・
病棟を自由に利用でき、必要に応じて地域と協力して患者さんを全力でサポートする。
小さなクリニックのためできることに限りはありますが、だからこそ、どんな状況でも何が
できるかを考え、患者さんに寄り添い、患者さんの状態に合わせて必要なことを途切れ
なく提供することを大切にしたいと思っています。

松原アーバンクリニックは今年で開院から6年目になり、
現在は常勤医3名、非常勤医10名、看護師13名、介護ヘルパー2名、
医療ソーシャルワーカー1名、事務3名の総勢32名体制で日々の診療にあたっています。

これからも地域の方々から「松原があってよかった」と思っていただけるようなクリニックで
あり続けるために、スタッフ全員が一つになって、より一層の充実した医療に
取り組んで参ります。

 

松原アーバンクリニック
事務長 荒木 庸輔



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