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在宅医療
当院の在宅医療の特徴
当院の在宅医療について
~「本当に安心できる、持続可能な在宅療養」の実現を目指して~


「住み慣れた家で家族と一緒に過ごしたい」「出来れば最期は我が家で迎えたい」在宅療養はそんな患者さんやご家族の想いからはじまります。近年では在宅医療や介護サービスの普及により、多くの地域で在宅療養が現実的なものとなってきました。しかし、実際の暮らしの中では病状が悪化した時の対応や家族の継続的な介護、お看取りへの不安など、患者さんの経過にあわせて様々な困難に直面します。こうした不安でご自宅に戻ることを躊躇われたり、在宅療養の中断を余儀なくされてしまうことも少なくありません。私たちはそうした困難なときこそ、患者さん、ご家族との対話を通じて一緒に考え、地域と連携しながら、一つひとつの課題を解決していきたいと考えています。
私たちは単に在宅療養を実現するだけでなく、住み慣れたお家で患者さんとご家族みんなが、無理なく、自分らしく暮らすことのできる、そんな持続可能で、本当に安心できる在宅療養の実現を目指しています。
1. 24時間365日いつでも対応します
私たちは24時間365日いつでも医師が緊急コールに対応し、必要に応じて往診します。
2. 必要なときはご入院いただくことができます
当院には18床の入院設備があり、医師の判断で必要に応じてご入院いただくことができます。同じ医師または連携の取れた医師のもとで一貫した診療を受けていただくことができます。病棟に特徴についてはこちらをご覧ください。
3. 地域と連携して、最期まで診療します
私たちは医療面だけでなく、生活の視点を大切にし、地域と連携して在宅での療養生活を最期まで全面的にバックアップします。
診療開始までの流れ
1.ご相談
直接またはご担当のケアマネジャーを通して、当院のソーシャルワーカーまでお問い合わせください。ご面談の日程を調整させていただきます。
03-5355-3388
受付時間:平日8:30〜17:30
2.面談
ご病状やご希望を確認させていただきながら、当院の在宅診療についてご説明させていただきます。当院の診療に同意いただけましたら初回訪問のスケジュールを調整させていただきます。
3.初回訪問(30分程度)
初回の診療は普段よりも時間をかけて、じっくりお話を伺いながら診療させていただきます。お家で実現されたいこと、在宅療養で大切にされたいことなど、ご希望をお聞かせください。
4.定期訪問(10分〜20分程度)
原則として月2回、事前に日時を決めてお伺いさせていただきます。患者さんのご病状やご希望にあわせて、週1回またはそれ以上の訪問も可能です。
訪問範囲
*以下について、随時変更が生じることもありますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
<在宅診療エリア> 以下、各区五十音順。なお、対象エリア圏外も検討いたします。
[世田谷区]
<あ>赤堤1~5丁目、池尻3丁目、池尻4丁目(1~32)、池尻4丁目(33~39)、梅丘1~3丁目、大原1~2丁目
<か>上北沢1〜4丁目、上北沢5丁目、北沢1~5丁目、経堂1~5丁目、豪徳寺1~2丁目
<さ>桜1~3丁目、桜丘1~5丁目、桜上水1~5丁目、世田谷2~4丁目
<た>太子堂2~5丁目、代沢1~5丁目、代田1~6丁目
<は>八幡山1~3丁目、羽根木1~2丁目、船橋1~7丁目
<ま>松原1~6丁目、三宿1~2丁目、宮坂1~3丁目
<わ>若林1~5丁目
[杉並区]
<あ>和泉1~4丁目、梅里1~2丁目、永福1~4丁目、大宮1~2丁目
<さ>下高井戸1~5丁目
<た>高井戸東1~4丁目
<な>成田西1~4丁目、成田東1~5丁目
<は>浜田山1~4丁目、方南1~2丁目、堀ノ内1~3丁目
<ま>松ノ木1~3丁目
<わ>和田1丁目〜3丁目
[渋谷区]
<さ>笹塚1丁目~3丁目
<は>幡ヶ谷1丁目~3丁目、本町1丁目~6丁目
[中野区]
<み>南台1丁目~5丁目
在宅医療とは
『在宅医療』=「月2回の訪問診療」+「往診」
在宅医療とは、ご自宅や有料老人ホームなどの施設で療養されている方が、移動の負担なく、生活の場で受けられる医療です。定期的な訪問診療(月2回以上)を行いながら、病状の変化があった場合は24時間・365日緊急コールに対応し、必要に応じて夜中でも休みの日でも医師が往診をします。
「往診」と「訪問診療」の違いについて
「往診」が風邪などの突発的な体調不良の際に、その時だけ医師が自宅を訪問するのに対して、「訪問診療」は、通院が困難な患者さんに対して、継続的且つ計画的に医師がご自宅を訪問します。患者さんの主治医として、調子がいいときも悪いときも定期的に診療をさせていただくことで、いつものご様子や変化の兆候を把握できるため、急な病状変化のときも的確な対応ができるというメリットがあります。
在宅医療の対象となる方
保険診療上、在宅医療の対象となる方は「疾病や傷病により通院が困難な方」とされていますが、重症度やADL(日常生活動作)、要介護度による基準はありません。個々の患者さんが在宅医療の対象かどうかは主治医の判断になりますので、まずは当院のソーシャルワーカーまでご相談ください。
在宅医療の対象となる方の例
- ご自宅でホスピスケアを望まれる方
- 脳梗塞後遺症などで身体が不自由な方
- 認知症のケアが必要な方
- 骨折後やリウマチなど、慢性的な痛みがつらい方
- 排尿や排泄の医療的管理を必要とされる方 など
在宅で可能な処置
- 胃ろう、腸ろう、IVH(中心静脈栄養)等の交換、管理
- ストマ、腎ろう、バルンカテーテル、気管切開の管理
- 末梢点滴
- 酸素投与
- 褥瘡管理
- 緩和ケア(オピオイドの導入、PCAポンプによる疼痛管理など)
- 輸血
在宅医療 診療費例
後期高齢者1割負担 介護保険利用の場合 | |
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1. | 在宅時医学総合管理料 4,900円+訪問診療2回1,670円+居宅療養管理指導料 588円=7,158円 |
2. | 在宅時医学総合管理料 5,050円+訪問診療2回1,670円+居宅療養管理指導料 588円=7,308円 |
後期高齢者1割負担 介護保険利用 末期の悪性腫瘍の場合 | |
1. | 在宅時医学総合管理料 5,800円+訪問診療2回1,670円+居宅療養管理指導料 588円=8,058円 |
後期高齢者3割負担 介護保険利用の場合 | |
1. | 在宅時医学総合管理料 14,700円+訪問診療2回5,000円+居宅療養管理指導料 1,764円=21,464円 |
2. | 在宅時医学総合管理料 15,150円+訪問診療2回5,000円+居宅療養管理指導料 1,764円=21,914円 |
・薬代は別途必要です(通院の場合と同様です)。
・交通費は頂いておりません。
訪問診療限度額
医療保険 |
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70歳以上の方 1割・2割負担の方:18,000円 3割負担の方:所得に応じた限度額設定になっております。 |
70歳未満の方 所得に応じた限度額設定になっております。また患者様の疾患や状態で負担金額が変わることがあります。金額や内容についてのご質問、ご要望があれば、いつでも遠慮なくご連絡くださいますようお願い申し上げます。 |
介護保険 |
該当する方のみ別途徴収いたします。 |
院内器機
- ポータブル心電図
- ポータブルエコー
- PCA(自己調節鎮痛法)ポンプ
- デルテックポンプ
- アイフューザーポンプ
- カフティーポンプ(在宅中心静脈栄養)