世田谷区主催「在宅療養・ACP講座」に参加しました
2024年11月30日、世田谷区主催の『在宅療養・ACP*講座「わたしらしい生き方、暮らし方を考える」』が開催されました。松原ナースケア・ステーションからは看護師のIとNがお手伝いとして参加し、地域の皆さまと共にACPについて学ぶ貴重な機会となりました。
今回の講習会は、講義や質問コーナー、個人ワークを交えた構成で行われました。個人ワークでは**「おじくじ」**(自分の未来を自分が占うお題が書かれたくじ)を引き、そこから考えを深めるという内容でした。私たちも参加者の方々にお声がけし、未来やACPについて感じていることを直接伺うことができました。交流を通して、地域の皆さんの考えや思いを知る貴重な時間となりました。
・看護師 I の感想
講習会には、現在介護をされている方、一人暮らしの方、友人と一緒に参加された方など、さまざまな背景や思いを持った方々がいらっしゃいました。それぞれが現在の心配や不安、病気になった時のこと、さらには今後どのように生活したいかや最期をどう迎えたいかといったテーマについて深く考えておられました。どれも簡単に答えが出るものではありませんが、お一人お一人が真剣に向き合っていたのが印象的でした。
私自身も、お話を通して、利用者さまやご家族と向き合う際に、より深く一緒に考える必要があると感じました。また、病気になる前からACPに取り組む重要性を改めて実感し、自分自身のACPについても考える機会となりました。本当に多くの学びと気付きが得られる会でした。
さらに、世田谷区内でもACPに関するイベントが増えており、一般の方にはまだ馴染みの薄い言葉ではありますが、少しずつ認知が広がっていると感じました。
・看護師Nの感想
初めて地域講習会に参加しました。仕事柄ACP(人生会議) に関してはご家族やご本人様がすでに考えていたり、こちらから説明したりしていましたがこの講習会にくる人はどういう人なのだろうと興味がありました。
ワーク時間があったのでその時に参加者の方々にお話しを聞く機会があり、色々お話を聞くことができました。介護をしている方であったり、ご夫婦で将来のことを話していたりとACPに関してしっかり考えている方が多い印象でした。
参加者の方々も30人以上おり、年齢も様々だったのでお話を聞いてとても興味深く楽しかったです。地域の人たちと交流できる機会があれば参加したいと思いました。
今回の講習会を通じて、ACPの大切さや地域のつながりを再認識することができました。
今後も学びを活かしながら、地域に寄り添った支援を続けていきます。
今回の個人ワークで使用した「おじくじ」は、ACPについて考えるきっかけとして多くの方に楽しみながら取り組んでいただけるワークでした。
「おじくじ」を使った個人ワーク
今回の講習会で使用した**「おじくじ」**は、ACPについて考えるきっかけとして、多くの方に楽しみながら取り組んでいただける内容でした。「おじくじ」を通して、ご自身の未来やもしものときのことについて深く考える機会が生まれます。
興味のある方は、ぜひおじくじ公式HPやInstagramをご覧ください!
おじくじ公式HP
おじくじの詳細やお問い合わせはこちらから確認できます。
おじくじInstagram
さまざまな方のおじくじの内容や感想が投稿されています!
当ステーションの訪問看護についてはこちらから詳しくご覧いただけます。
https://matsubara-urban.jp/visit/nursing.html