訪問看護師育成研修を受けて学んだこと

去年の話になりますが、2024年8月〜11月に東京都ナースプラザ開催の「訪問看護育成基本コース」を受けてきました。

研修は29日間にわたり開催され、私が参加した回には20名以上の訪問看護師が集まっていました。

講師は病院や訪問看護ステーションで活躍する医師や認定看護師で、テーマによっては実践も交えていて、基本的な知識から専門的な内容まで幅広く学べて、非常に有意義な研修でした。

様々な分野の講義があり、どれも学びの多いものでしたが、個人的には歯科医師による「訪問看護師のための口腔ケア入門」がとても勉強になりました。

口腔内観察のポイントや、状況に応じた口腔ケアグッズの選び方、咀嚼・嚥下のどちらに障害があるかの評価の必要性など、普段当たり前のように行う口腔ケアですが、時間をかけて観察・評価・ケアすることが大事だと学びました。

研修内容を意識しながら利用者様に口腔ケアを行ったところ、ご家族から「あなたにやってもらうと口がきれいになるのが分かる」と言っていただき、とても嬉しかったです。

また、参加者が多く他の訪問看護ステーションのスタッフと話す機会は少ないため、ステーションの情報交換をしたり、雑談をしたりと楽しかったです。今でも研修会の情報共有が行われています。

訪問看護を始めるにあたっての基本から、日々の実践に役立つ専門的な内容まで幅広く学ぶことができ、自信をもってケアを提供できる土台作りになったと感じています。

今回の学びを、今後の訪問看護の現場で活かし、地域の皆さまへのより良いケアに還元していけたらと思います。

訪問看護について詳しくは、
＜松原ナースケア・ステーションの訪問看護ページ＞をご覧ください。