地域医療研修 研修医の声 ご紹介
こんにちは!松原アーバンクリニックです。
HPのお知らせでもお伝えしましたが、当院では、臨床研修に必要な地域医療研修の受け入れを行っています。
研修医の先生が、感じたことや印象にの残ったことなどの感想をお聞きし、当院スタッフも気づかされることや学ぶことがたくさんあり、毎回貴重な機会となっています。
当院で研修を終えられた研修医の先生の声(感想)をご紹介させていただきます。
研修医の声(研修を終えての感想)
研修期間 2023/11/27~12/1
所属 東京医療センター
◎訪問診療、緩和外来、訪問看護を通じて
1週間という短い期間でしたが、訪問診療を始めとして、緩和外来、訪問看護など様々なことを見学、経験させていただきました。
毎日異なった先生の訪問診療に同行させていただきましたが、どの先生にも共通していたことは、患者さんの目線に合わせてお話や診察をされるということでした。訪問診療で伺う患者さんはベッドの上に寝ていらっしゃることが多く、病棟で診察をしている時と変わらない状況でした。
私は普段患者さんに、ベッドの脇から立ったままお話や診察を行っていました。ですが、松原アーバンの先生方や看護師さんはみなさん地面に膝をつけて、下から患者さんを見上げる様な形で患者さんのお話をお聞きになり、診察も患者さんと同じ目線になる様にされていました。診察を受けている患者さんはとてもリラックスした様子で、にこやかにお話をされており、患者さんと同じ目線に立つことの大切さを学ばせていただきました。
今後病棟で診察する際にも参考にさせていただきたいと思います。
◎緩和ケア認定看護師からのお話を聞いて
訪問診療同行看護師(緩和ケア認定看護師)Kさんから緩和ケアのお話を聞かせていただいたことが、この研修で一番印象に残りました。看護師Kさんの物腰はとても柔らかく、私自身が患者になった際にみていただきたいのはこの様な看護師さんだ!!と強く感じました。
看護師Kさんのお話の中で、患者さんだけでなく、患者さんご家族のケアの重要性についてもお聞きすることができました。
「サポートする方々は第二の患者さんなんです。」という言葉に非常に驚かされると同時に、とても納得しました。患者さん自身が辛いのはもちろんですが、そのご家族も同時に苦しんでおり、そのご家族に寄り添うことを忘れてはいけないと改めて強く感じました。
看護師Kさんが、患者さん、そのご家族に実際にて話しているときの雰囲気を再現しながらお話をしてくださった際には、本当に患者家族になった様な気持ちになり、寄り添ってもらえる安心感、心に抱えている不安を表に出してもいいんだという安堵感に思わず涙が出そうでした。
◎最後に
本当に松原アーバンクリニックの職員の方々は心が暖かく、患者さん、そしてご家族に真摯に向き合っている姿に感動させられました。私も患者さんに寄り添い、そのご家族にも寄り添える様な医師を目指したいです。
1週間という短い期間ではありましたが、みなさんが明るく優しく迎え入れてくださり、とても充実した実りある研修となりました。本当にありがとうございました。