地域医療研修 研修医の声 ご紹介
- 2024年01月22日(月)
- カテゴリ : 研修医・見学者の声
HPのお知らせでもお伝えしましたが、
当院では、臨床研修に必要な地域医療研修の受け入れを行っています。
研修医の先生が、感じたことや印象にの残ったことなどの感想をお聞きし、
当院スタッフも気づかされることや学ぶことがたくさんあり、毎回貴重な機会となっています。
今回は1/15~1/19の期間、当院で研修を終えられた研修医の先生の声(感想)をご紹介させていただきます。
〜研修医の声〜
研修期間 2024/1/15~1/19
所属 関東中央病院
◎訪問診療と訪問看護を通じて
1月15日から19日にかけて松原アーバンクリニックで研修させていただきました。
私は日々、急性期病院にいるので、訪問診療では、普段行っている医療との違いがとても多く感じられました。
普段は時間の限りもあり、患者様の病態に目を向けがちで会話の内容も偏ってしまうことが多いですが、在宅での医療ということもあり患者様の普段の生活や日常での状況など会話の内容も患者様の暮らしに目を向けたことが多々ありました。
また、訪問看護やその他サービスなど他職種との連携の機会も多く、よりコミュニケーションの必要性を感じました。在宅だと検査等もすぐにできない関係もあり、より身体所見や患者様自身の様子を観察することの重要性を痛感しました。
特に輸血を行う際に、病院で行う時よりも頻回にバイタルを測定し、患者さんに異常が起きていないか観察していたことが印象的でした。
◎緩和ケア外来を見学して
緩和ケア外来では担癌患者様の様子を見学させていただきましたが、他病院での化学療法での疑問点などを患者様が話されており、医師と患者様との間の信頼関係の深さを実感しました。
また、治療を受けてる患者様の気持ちに寄り添うことも緩和ケアではとても大事であると改めて気づかされました。
◎最後に
この1週間を通して、訪問診療、訪問看護、緩和ケア外来等で普段できない貴重な経験をさせていただきました。
患者様との信頼関係や多職種連携を大切にした医療などについて実際に目で見て、聞いて、学ぶことができ、自分の将来に繋がる非常に有意義な地域医療研修となりました。